楽器ケースは湿度・温度対策になるのか(その2)

楽器ケースは湿度・温度対策になるのか(その1)

の続き

測定結果2

前回は予備調査として、二つのセンサを隣に置いて測定をした。
今回は、チェロケースの中(Cello)とそのチェロケースの上(Room)にセンサを置いて測定してみる。

これを見るとケースのセンサ値が非連続で荒れて見える時間帯がある。一方で、チェロケースの中は比較的安定しているのがわかる。部屋のグラフは測定結果1と比べてあまり変化がないことを想定していたので、何かがおかしい。

ここで気づいたのが、チェロケース(とその上のセンサ)の置き場所。今回置いたのはエアコンの直下であった。チェロケースの上に置いたセンサは当然エアコンの風が当たる位置になりエアコンの風の影響を受けていたのではないか。

そういう視点で見てみると、エアコンの風が当たっていたと思われる時間帯は湿度がかなり下がり、エアコンの止まっている夜間は温度湿度ともに連続したグラフになっていることが見えてくる。
エアコンの影響であると断言するのは難しいが、おそらくそうだとすると以下のことがわかる。

  • 暖房エアコン直下に楽器を置くような場合は、温度・湿度ともにケースに入れることで温湿度変化の影響を受けにくくなる

次回は同じ室内だがエアコンの風の当たらない場所に置いてみる。

カテゴリー: 電子工作

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